「かつて言語として認められず、使用を禁止されていた日本手話とグルド語。二つの消滅危機言語を題材に、言語格差や言葉の壁をシニカルに描いた本作。」
↑公式のリード文から想像できるように、日本手話とグルド語の会話という始めは絶望的に思えたところから次第に通じ合っていくというお話で、この点だけもすごく楽しいのですが、それだけでは収まらない斜め上の展開があって、本当に楽しい映画でした。
冒頭「字幕も表現の一部です」と表示され、何のことかと思っていたら、日本語ではない字幕が出てきて、ところどころ何を言っているのかわからない状況に置かれ、何を言っているのか想像しながら観るという…
映画館を一人で出た後、誰かと無性にしゃべりたくなり、言葉の壁があっても誰とでもおしゃべりができる、そんなふうに世界が広がった気がしました。
日本手話と日本語対応手話の違いについて、AIによる概要は、以下のとおりです。
「日本手話は独自の文法を持つ自然言語で、ろう者が主に母語として使用します。一方、日本語対応手話(手指日本語)は、日本語の語順に手話単語を当てはめた「人工的な言語」であり、中途失聴者や難聴者、聴者が主に使います。日本手話は表情や空間利用が不可欠で、日本語とは文法が大きく異なります。」
