離婚事件に関連する強制執行について

  • 2015/11/09
  • 宮本ブログ

離婚事件を闘って,裁判所で確定判決や調停調書などを取得したにもかかわらず,相手方が履行してくれない場合にはどうすればよいでしょうか?一般には,以下の方法があります。

1 財産分与・慰謝料の不払
 これらに関して金銭の支払いを命じられているにもかからわらず(債務名義を取得している),その支払いを遅延している場合には,不動産強制競売の申立て,預金債権の差押え,給与債権の差押え(給料の4分の3に相当する部分は差押え禁止)等を検討する。

2 養育費の不払
 債務名義を取得している場合は,預金債権の差押え,給与債権の差押え(給料の2分の1に相当する部分は差押え禁止)等を検討する。なお,養育費の支払いについて一部不履行がある場合は,期限が到来していない債権についても一括して強制執行の申立てが可能。ただし,この場合,差押対象債権は,給料等の継続的給付に係る債権に限定される。

3 面接交渉の拒否
 債務名義を取得している場合は,間接強制(面接交渉を行わない場合は1日につき金○○円支払えとする)を検討する。ただし,➀面会交流の日時又は頻度,➁各回の面会交流時間の長さ,➂子の引渡し方法を特定する必要があり(詳細については,東京家事事件研究会編『家事事件・人事訴訟事件の実務~家事事件手続法の趣旨を踏まえて~』),条項の内容によっては間接強制が認められない場合がある。

【関連Q&A】
Q 離婚後、相手が約束した養育費を支払ってこない場合、どのような手続がとれますか。

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