占有移転禁止仮処分の執行

  • 2016/12/06
  • 宮本ブログ

長期間家賃滞納をしている者を強制的に建物から追い出す場合,一般には,訴訟提起をして明渡しを認める判決を出してもらい,それから,執行の申立てをして,強制執行を行わなければなりません。
しかし,事件によっては,訴訟提起の前に,占有移転禁止の仮処分という手続を行わなければならない場合もあります。

先日,占有移転禁止の仮処分の申立てをして,占有移転禁止の仮処分の執行を行いました。
占有移転禁止の仮処分の執行の様子につき,特定に至らない範囲でご紹介させていただきます(事実関係は多少変えています)。

午前X時     執行官,債権者代理人弁護士到着(立会人の方はかなり前に到着されていた様子)。
午前X時+10分 執行着手。
         玄関の様子,建物の周りの様子を確認。
         執行官が外から呼びかけたところ,中にいた者から反応あり。
         ただし,中の者は,債務者と自分は別人であると陳述。
         その後,執行官が丁寧な説明を行う。
         中の者は,自分の言い分を語り始め,最終的に債務者であることを自認。
         執行官が公示書を掲示。
午前X時+40分 執行終了。
         執行に立ち会った者として,債権者代理人弁護士が署名・押印。
執行日の翌日   仮処分調書を受領。

なお,今回,債務者保管型のケースであり,担保(保全保証金)は10万円(不動産評価額の約5.5%),執行予納金は4万円でした。

ご参考にしていただければと思います。
野村創『事例に学ぶ保全・執行入門』もおすすめです。

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